【FP2級無料講座】投資信託と税金
論点解説
【重要度】★★★★★
普通分配金と元本払戻金(特別分配金)の理屈は、この論点の最重要ポイントです。試験では、条件が与えられ、分配金の内訳や分配落ち後の個別元本の金額を計算する問題が出る事もあります。
また、投資信託の種類と課税関係も重要です。
また、投資信託の種類と課税関係も重要です。
動画講義
まずは、動画講義をチェックして、最後に下の確認問題を解いて下さい。
動画はYouTubeでご視聴頂けます。
確認問題(正誤問題)
【問1】
公社債投資信託から得られる普通分配金は、配当所得となる。
【答1】
×:公社債投資信託から得られる普通分配金は、利子所得です。
【問2】
株式債投資信託から得られる元本払戻金(特別分配金)は、配当所得となる。
【答2】
×:株式債投資信託から得られる普通分配金は配当所得ですが、元本払戻金は非課税です。
【問3】
追加型株式投資信託を基準価額11,000円で1万口購入した後、最初の決算時に1万口当たり500円の収益分配金が支払われ、分配落ち後の基準価額が10,800円となった場合、その収益分配金のうち、普通分配金は300円である。
【答3】
○:普通分配金は300円です。
分配落ち前基準価額=10,800円+500円=11,300円です。普通分配金は、個別元本を上回る部分の300円で、元本払戻金は、個別元本を下回る部分の200円です。
分配落ち前基準価額=10,800円+500円=11,300円です。普通分配金は、個別元本を上回る部分の300円で、元本払戻金は、個別元本を下回る部分の200円です。
【問4】
投資信託の元本払戻金が支払われた場合、分配落ち後の基準価額と分配落ち後の個別元本の額は等しくなる。
【答4】
×:分配落ち後の基準価額と分配落ち後の個別元本の額は等しくなるとは限りません。
設問の都合上、そのような問題を解く機会が多いですが、混同しないように気を付けてください。
設問の都合上、そのような問題を解く機会が多いですが、混同しないように気を付けてください。
【問5】
分配落ち後の個別元本の額は、分配落ち前の個別元本の額から収益分配金の額を引いた額となる。
【答5】
×:分配落ち後の個別元本の額=分配落ち前の個別元本の額-元本払戻金(特別分配金)の額です。
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