お金の寺子屋

正誤問題(FP2) 決算書(1/2)

【問1】
貸借対照表は、決算期末時点等、一時点における企業の財政状態を表す財務諸表である。
【答1】
○:貸借対照表は、一時点における企業の財政状態(企業資本の運用形態である資産と、その調達源泉である負債、純資産の構成)を示す財務諸表です。
【問2】
損益計算書は、一会計期間における企業の経営成績を表している。
【答2】
○:損益計算書は、企業の経営成績を表すものです。
【問3】
キャッシュフロー計算書は、一会計期間における企業の資金の増減を示したものである。
【答3】
○:キャッシュフロー計算書は、キャッシュ(現金および現金同等物)を、営業活動、投資活動、財務活動の3つに区分してその収支を計算し、キャッシュの増減を示す財務諸表です。
【問4】
法人税申告書別表四は、貸借対照表の純資産の部の一会計期間における変動額のうち、主として、株主に帰属する部分である株主資本の各項目の変動事由を報告するために作成される計算書類の一つである。
【答4】
×:株主資本等変動計算書の説明です。法人税申告書別表四は、損益計算書の当期利益の額または当期欠損の額に法人税法上の加算または減算を行い、所得金額または欠損金額を算出する明細書です。
【問5】
決算書における当期純利益と法人税申告書における各事業年度の所得の金額は、一致しない場合がある。
【答5】
○:会計上の利益(収益-費用)と、税法上の所得(益金-損金)は異なります。そこで、法人税申告書別表四で、利益を所得に修正します。

【問6】
貸借対照表の負債の部において、1年以内に返済しなければならないものは流動負債となり、返済期間が1年を超えるものは固定負債となる。
【答6】
○:流動・固定は、基本的に、1年を基準に分けます。流動負債には、買掛金などが含まれます。
【問7】
貸借対照表の資産の部において、1年以内に現金化できると考えられるものを、当座資産と言い、その中でも特に現金化しやすい資産を流動資産と言う。
【答7】
×:当座資産と流動資産の説明が逆です。
【問8】
売上原価は、期首棚卸高と当期仕入高の合計から、期末棚卸高を控除して求める事が出来る。
【答8】
○:「売上原価=期首棚卸高+当期仕入高-期末棚卸高」です。売上原価は、売れた物の原価ですから、期首に売れ残っている物の原価と当期に仕入れた物の原価の合計から、期末に売れ残っている物の原価を引いて求める事ができます。
【問9】
販売費及び一般管理費は、販売業務や管理業務に関して発生した費用であり、役員報酬や従業員給与はここに含まれる。
【答9】
○:本業の営業活動に係る売上原価(製造原価)以外の費用は、全て販売費及び一般管理費に該当します。
【問10】
売上高から売上原価を引くと、営業利益を求める事が出来る。
【答10】
×:売上高-売上原価=売上総利益(粗利益)です。
【問11】
経常利益は、売上総利益から販売費及び一般管理費を引いて求める事が出来る。
【答11】
×:売上総利益-販売費及び一般管理費=営業利益です。経常利益=営業利益±営業外損益です。
【問12】
報告式の損益計算書に出てくる利益は、上から順に、「売上総利益(粗利益)」→「営業利益」→「経常利益」→「当期純利益」の順になる。
【答12】
○:4つの利益の頭文字に着目すると、五十音順になっています。
りあげそうりえき」→「いぎょうりえき」→「いじょうりえき」→「うきじゅんりえき」

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