お金の寺子屋

FP2級実技(FP協会)解説-2022年5月・問23~28

【問23】~【問25】は、以下の資料を元に解答してください。

<落合家の家族データ>
[落合 茂則(本人)]
生年月日:1984年 6月22日
会社員

[落合 結花(妻)]
生年月日:1985年 8月19日
会社員

[落合 勇人(長男)]
生年月日:2009年10月 4日
中学生

[落合 優子(長女)]
2011年 6月11日
小学生

備考欄は、2022年5月1日時点のものである。
年齢および金融資産残高は各年12月31日現在のものとし、2021年を基準年とする。
給与収入は可処分所得で記載している。
記載されている数値は正しいものとする。
問題作成の都合上、一部を空欄としている。
【問23】
落合家のキャッシュフロー表の空欄(ア)に入る数値を計算しなさい。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
正解:399(万円)
387万円×(1.01)^3=398.72…万円≒399万円となります。
【問24】
落合家のキャッシュフロー表の空欄(イ)に入る数値を計算しなさい。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
正解:580(万円)
442万円×1.01+134万円=580.42万円≒580万円となります。
【問25】
キャッシュフロー表を作成するうえでは、収入や支出などの変動率、金融資産の運用利回りの予測が重要である。運用利回り等の変動に影響を与える要因についての次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1. 外国為替相場が円高になると、輸入物価を押し上げる要因となり得る。
2. 新発30年国債利回りは、国内長期金利の代表的な指標である。
3. 変動金利型住宅ローンの適用金利については、短期プライムレートを基準とする金融機関が主流である。
4. 消費者物価指数の算出では、消費税率の引上げがあっても増税分を差し引いて計算し、結果に影響しないようになっている。
正解:
1. 円高は、輸入物価を押し下げる要因です。
2. 国内の長期金利の代表的な指標は、新発10年国債利回りです。
3. 正しい記述です。
4. 消費者物価指数は、消費税を含めた消費者が実際に支払う価格を元に作成されますから、消費税の増税分を調整することはありません。

【問26】~【問28】は、以下の資料を元に解答してください。

下記の係数早見表を乗算で使用し、各問について計算しなさい。なお、税金は一切考慮しないこととし、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。

記載されている数値は正しいものとする。
【問26】
田中さんは、独立開業の準備資金として、15年後に700万円を準備したいと考えている。15年間、年利1.0%で複利運用する場合、現在いくらの資金があればよいか。
正解:6,027,000(円)
一括型運用の現在の金額を求めるために用いる係数は、現価係数です。
よって、700万円×0.861=6,027,000円となります。
【問27】
長岡さんは、老後の生活資金の一部として、毎年年末に300万円を受け取りたいと考えている。受取期間を20年間とし、年利1.0%で複利運用する場合、受取り開始時にいくらの資金があればよいか。
正解:54,138,000(円)
取崩型運用の現在の金額を求めるために用いる係数は、年金現価係数です。
よって、300万円×18.046=54,138,000円となります。
【問28】
筒井さんは、移住するための資金として、20年後に1,200万円を準備したいと考えている。年利1.0%で複利運用しながら毎年年末に一定額を積み立てる場合、毎年いくらずつ積み立てればよいか。
正解:540,000(円)
積立型運用の現在の金額を求めるために用いる係数は、減債基金係数です。
よって、1,200万円×0.045=540,000円となります。

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