FP2級実技(FP協会)解説-2021年5月・問23~28
【問23】~【問25】は、以下の資料を元に解答してください。
<沼田家の家族データ>
[沼田 信也(本人)]
生年月日:1994年 6月22日
会社員
[浜松 優美香 (妻)]
生年月日:1995年12月11日
会社員
※ | 年齢および金融資産残高は各年12月31日現在のものとし、2020年を基準年とする。 |
※ | 給与収入は可処分所得で記載している。 |
※ | 記載されている数値は正しいものとする。 |
※ | 問題作成の都合上、一部を空欄としている。 |
【問23】
沼田家のキャッシュフロー表の空欄(ア)に入る数値を計算しなさい。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
正解:290
281万円×(1.01)^3=289.51…万円≒290万円です。
【問24】
沼田家のキャッシュフロー表の空欄(イ)に入る数値を計算しなさい。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
正解:400
238万円×1.01+(546-386)万円=400.38万円です。
【問25】
沼田さん夫婦は、2022年ごろに第一子をもうけたいと考えており、出産や育児に関する社会保険の給付について調べている。公的医療保険や雇用保険による出産や育児に係る給付に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、優美香さんおよび信也さんは、会社に就職してから継続して全国健康保険協会管掌健康保険(以下「協会けんぽ」という)の被保険者であり、かつ雇用保険の被保険者であるものとする。また、記載以外の支給要件はすべて満たしているものとする。
1. | 協会けんぽの出産育児一時金は、双子を出産した場合は2人分支給される。 |
2. | 協会けんぽの出産手当金は、出産予定日を過ぎてから出産した場合は、出産予定日の翌日から出産日までの日数分も支給される。 |
3. | 雇用保険の育児休業給付金は、原則として対象となる子の3歳の誕生日の前日までの間について支給される。 |
4. | 雇用保険の育児休業給付金は、信也さんが優美香さんの出産日当日から育児休業を取得する場合、出産日当日から支給対象期間とされる。 |
正解:3
1. | 正しい記述です。 |
2. | 正しい記述です。 |
3. | 育児休業給付金は、1歳または1歳2ヵ月(支給対象期間の延長に該当する場合は、1歳6ヵ月または2歳)未満の子供を養育するために育児休業をしている人に支給されます。 |
4. | 正しい記述です。 |
【問26】~【問28】は、以下の資料を元に解答してください。
下記の係数早見表を乗算で使用し、各問について計算しなさい。なお、税金は一切考慮しないこととし、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。
※ | 記載されている数値は正しいものとする。 |
【問26】
鶴見さんは、老後の生活費を補うものとして、毎年年末に100万円を受け取りたいと考えている。受取期間を20年間とし、年利1.0%で複利運用をした場合、受取り開始年の初めにいくらの資金があればよいか。
正解:18,046,000
取崩型運用の現在の金額を求める際に使う係数は年金現価数です。
よって、100万円×18.046=18,046,000円となります。
よって、100万円×18.046=18,046,000円となります。
【問27】
野村さんは、相続で得た2,000万円を老後に備えて運用しようと考えている。これを15年間、年利1.0%で複利運用した場合、15年後の合計額はいくらになるか。
正解:23,220,000
一括型運用の将来の金額を求める際に使う係数は終価係数です。
よって、2,000万円×1.161=23,220,000円となります。
よって、2,000万円×1.161=23,220,000円となります。
【問28】
成田さんは、子どもの大学の学費準備として、6年後に400万円を用意しようと考えている。年利1.0%で複利運用しながら毎年年末に一定額を積み立てる場合、毎年いくらずつ積み立てればよいか。
正解:652,000
積立型運用の現在の金額を求める際に使う係数は減債基金係数です。
よって、400万円×0.163=652,000円となります。
よって、400万円×0.163=652,000円となります。
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