FP2級実技(FP協会)解説-2019年9月・問23~28
【問23】~【問25】は、以下の資料を元に解答してください。
<羽田家の家族データ>
[湯本 博文(本人)]
生年月日:1982年 5月31日
会社員
[湯本 美優(妻)]
生年月日:1983年 9月15日
パートタイマー
[湯本 良太(長男)]
生年月日:2012年10月21日
保育園児
[湯本 花菜(長女)]
生年月日:2015年12月12日
保育園児
※ | 年齢および金融資産残高は各年12月31日現在のものとし、2018年を基準年とする。 |
※ | 給与収入は可処分所得で記載している。 |
※ | 記載されている数値は正しいものとする。 |
※ | 問題作成の都合上、一部を空欄としている。 |
【問23】
湯本家のキャッシュフロー表の空欄(ア)に入る数値を計算しなさい。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
正解:408
396万円×(1.01)^3=407.9…万円≒408万円です。
【問24】
湯本家のキャッシュフロー表の空欄(イ)に入る数値を計算しなさい。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
正解:1294
1,225万円×1.01+57万円=1,294.25万円≒1,294万円です。
【問25】
パーソナルファイナンスにおいては、各種ローンに関する知識が必要である。消費者金融に関する次の(ア)~(エ)の記述について、正しいものには〇、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。
(ア) | アドオン方式による金利と実質金利を比較すると、アドオン方式による金利の方が低くなる。 |
(イ) | 個人の借り過ぎを防ぐため、原則として、貸金業者からの借入れは合計で年収の3分の1以内と定められている。 |
(ウ) | 自動車ローン(ディーラーローン)は、貸金業法における総量規制の対象とならない。 |
(エ) | 利息制限法における貸付金の上限金利は、借入額に応じて15~20%と定められている。 |
正解:×、○、○、○
(ア) | アドオン方式による金利と実質金利を比較すると、アドオン方式による金利の方が高くなります。 |
(イ) | 正しい記述です。 |
(ウ) | 正しい記述です。住宅ローンや自動車ローンは、総量規制の適用除外となっています。 ちなみに、住宅ローンや自動車ローンのうち、貸し手が銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農協等の金融機関である場合、そもそも、貸金業法の適用がある貸付けではないため、総量規制は適用されません。 |
(エ) | 正しい記述です。 参考:金融庁ホームページ |
【問26】~【問28】は、以下の資料を元に解答してください。
下記の係数早見表を乗算で使用し、各問について計算しなさい。なお、税金は一切考慮しないこととし、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。
※ | 記載されている数値は正しいものとする。 |
【問26】
山岸さんは、有料老人ホームへの入居を検討しており、そのための資金として、5年後に1,500万円を準備したいと考えている。5年間、年利1.0%で複利運用する場合、現在いくらの資金があればよいか。
正解:14,265,000円
使用する係数は、現価係数です。
よって、1,500万円×0.951=14,265,000円となります。
よって、1,500万円×0.951=14,265,000円となります。
【問27】
小田さんは、住宅の購入準備として新たに積立てを開始する予定である。毎年年末に60万円を積み立てるものとし、15年間、年利1.0%で複利運用しながら積み立てた場合、15年後の合計額はいくらになるか。
正解:9,658,200円
使用する係数は、年金終価係数です。
よって、60万円×16.097=9,658,200円となります。
よって、60万円×16.097=9,658,200円となります。
【問28】
中井さんは、独立開業の準備資金として、10年後に800万円を用意しようと考えている。年利1.0%で複利運用しながら毎年年末に一定額を積み立てる場合、毎年いくらずつ積み立てればよいか。
正解:768,000円
使用する係数は、減債基金係数です。
よって、800万円×0.096=768,000円となります。
よって、800万円×0.096=768,000円となります。
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