お金の寺子屋

【FP2級無料講座】外貨建商品の基礎

論点解説
【重要度】★★★★☆
TTSとTTBはしっかり使い分けられるようになってください。
計算問題は、運用を考慮した円転問題ができるようになるのはマストです。利回り計算は余裕があれば押さえるのが無難ですが、TTBの損益分岐点を求める問題はしばらく出題されていません。
動画講義
まずは、動画講義をチェックして、最後に下の確認問題を解いて下さい。

動画はYouTubeでご視聴頂けます。


確認問題(正誤問題)

【問1】
外貨を円貨に換える際の為替レートはTTBである。
【答1】
○:外貨を円貨に換える際の為替レートはTTBです。
【問2】
10,000ドルを年利5%の定期預金で3ヵ月運用した場合の、満期時の外貨ベースの元利合計額を円転した金額を求めてください。
満期時の為替レートは、TTS=107円/ドル、TTB=105円/ドルです。
なお、為替差益・為替差損に対する税金については考慮しないものとし、利息に対しては、ドル建ての利息額の20%(復興特別所得税は考慮しない)相当額が所得税・住民税として源泉徴収されるものとして計算してください。
【答2】
答え:1,060,500円
満期時の外貨ベースの金額=10,000ドル×{1+0.05×3/12×(1-0.2)}=10,100ドルです。
円転額=10,100ドル×105円/ドル=1,060,500円です。
<別解>
10,000ドルを年利5%で運用する
→1年で500ドル儲かる
運用期間は3ヵ月
→500ドル×3/12=125ドル儲かる
儲けに対して20%の税金がかかる
→125ドル×(1-20%)=100ドル手元に残る(或いは、125ドル×20%=25ドルの税金がかかるので、収入125ドル-税金25ドル=手取りは100ドルと計算して頂いても結構です)。
よって、得られる利息は100ドルですから、満期時の外貨ベースの金額=10,100ドルになります。
したがって、円転額=10,100ドル×105円/ドル=1,060,500円となります。

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