FP2級実技(FP協会)解説-2021年9月・問23~28
【問23】~【問25】は、以下の資料を元に解答してください。
<沼田家の家族データ>
[鶴見 学(本人)]
生年月日:1975年8月12日
会社員
[鶴見 優子(妻)]
生年月日:1978年10月9日
パートタイマー
[鶴見 翔太(長男)]
生年月日:2003年6月14日
高校生
[鶴見 真優 (長女)]
生年月日:2004年5月6日
高校生
※ | 年齢および金融資産残高は各年12月31日現在のものとし、2020年を基準年とする。 |
※ | 給与収入は可処分所得で記載している。 |
※ | 記載されている数値は正しいものとする。 |
※ | 問題作成の都合上、一部を空欄としている。 |
【問23】
鶴見家のキャッシュフロー表の空欄(ア)に入る数値を計算しなさい。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
正解:610
586×(1.01)^4=609.79…≒610となります。
【問24】
鶴見家のキャッシュフロー表の空欄(イ)に入る数値を計算しなさい。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
正解:886
862×1.01+(686-671)=885.62≒886となります。
【問25】
鶴見さんは、教育費の負担が心配になり、奨学金について調べることにした。日本学生支援機構の奨学金に関する次の記述として、最も不適切なものはどれか。
1. | 日本学生支援機構の奨学金には、進学前に申し込む「予約採用」と、進学後に申し込む「在学採用」とがあり、また、家計の急変等に対応する「緊急採用」「応急採用」がある。 |
2. | 日本学生支援機構の貸与型奨学金には、利息が付く「第一種」と利息が付かない「第二種」がある。 |
3. | 日本学生支援機構の貸与型奨学金には、病気・災害・経済困難などで返還が難しくなった場合の救済制度がある。 |
4. | 日本学生支援機構の給付型奨学金における支給金額は、収入基準に応じて、国公立・私立の別、自宅通学・自宅外通学の別などによって決められている。 |
正解:2
1. | 正しい記述です。 |
2. | 日本学生支援機構の貸与型奨学金のうち、「第一種」は無利息で、「第二種」は利息が付きます。 |
3. | 正しい記述です。日本学生支援機構の貸与型奨学金には、病気・災害・経済困難などで返還が難しくなった場合、減額返還制度や返還期限猶予制度を利用することができます。 |
4. | 正しい記述です。 |
【問26】~【問28】は、以下の資料を元に解答してください。
下記の係数早見表を乗算で使用し、各問について計算しなさい。なお、税金は一切考慮しないこととし、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。
※ | 記載されている数値は正しいものとする。 |
【問26】
志田さんは、住宅のリフォーム費用として6年後に300万円を準備したいと考えている。6年間、年利1.0%で複利運用する場合、現在いくらの資金があればよいか。
正解:2,826,000
使用する係数は現価係数です。
よって、300万円×0.942=2,826,000円となります。
よって、300万円×0.942=2,826,000円となります。
【問27】
大久保さんは、自動車の購入費用200万円をマイカーローンを利用して返済しようと考えている。今後6年間、年利1.0%で毎年借入応当日に元利均等返済をする場合、毎年の返済額はいくらになるか。
正解:346,000
使用する係数は資本回収係数です。
よって、200万円×0.173=346,000円となります。
よって、200万円×0.173=346,000円となります。
【問28】
沼田さんは、子の教育資金として、10年後に500万円を用意しようと考えている。年利1.0%で複利運用しながら毎年年末に一定額を積み立てる場合、毎年いくらずつ積み立てればよいか。
正解:480,000
使用する係数は減債基金係数です。
よって、500万円×0.096=480,000円となります。
よって、500万円×0.096=480,000円となります。
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