【1章-3】ポイントをザグザグ貯める方法
ここでは、前節で紹介した情報を前提に、ポイントをザグザグ貯めて、家計を改善する方法を紹介します。
王道テクニックの注意点と意外なメリットをお伝えできれば嬉しいです。
[目次] | |
① | 固定費の見直し |
② | 賢い買い方 買い物をする前の準備 購入時の立ち回り方 |
固定の見直し
家計改善の王道は、何と言っても固定費を見直す事です。
楽天経済圏を活用して固定費を見直すポイントは2つあります。
①支払いをカード引き落としに
まずは、通信費、水道光熱費、家賃、保険料、コンタクトレンズ代など、固定費の支払いをまず楽天カード支払いに切り替えましょう。
どうせお金を払うなら、何のメリットもない銀行口座から引き落とすより、ポイントが付くクレジットカード払いの方がお得です。
カードで支払った額の1%のポイントが還元されますから、仮に年間の固定費が200万円であれば、2万円戻ってくる計算です。
勿論、楽天カード以外のカードで支払っても、各カード会社独自のポイントが付きますが、ポイントの分散は避けたい行為です。
なので、楽天経済圏を活用するなら、楽天カードでの引き落としをお勧めします。
ちなみに、カード支払いで付与されるポイントは通常ポイントなので、基本的に期限の心配をする必要はありません。
また、楽天銀行の口座から楽天カード利用分を引き落とすように設定すると、楽天市場でのお買い物時に、SPUによってポイントが+2倍になるメリットもあります。
②楽天経済圏への乗り換えを検討
楽天経済圏には、「楽天モバイル(携帯)」、「楽天ひかり(インターネット)」、「楽天でんき(電気)」があります。
これらのサービスを利用すると、楽天市場でのお買い物時に、SPUによってポイントが増えます。
「楽天モバイル」を利用すれば+1倍、「楽天ひかり」を利用すれば+1倍、「楽天でんき」を利用すれば+0.5倍です。
また、これらの支払いには、期間限定ポイントが使えるのも嬉しい点です。
実は、楽天市場では、楽天ポイントで買い物をした場合にはポイント効率が悪くなる(一部のSPUの条件を満たせなくなる)という不親切設計になっており、期間限定ポイントの利用に頭を悩ませる事がしばしばですが、固定費の支払いに充てる事ができれば、かなり助かります。
なお、各サービスについては、第2章で個別に詳しく解説していますので、良さそうなら乗り換た方が良いと思いますが、注意点があります。
それは、当たり前ですが、ポイントを増やすためにこれらのサービスに加入しない事!
確かに、これらは一度乗り換えると長期的な効果が大きいですし、毎月自動的にSPUの倍率が増えるので嬉しいです。
しかし、ポイントが+1倍になっても、その月の楽天市場での買い物が1万円なら、100円の経済効果しかありませんから、乗り換えた事によって毎月負担が増えると本末転倒になります。
くれぐれも注意して下さい。
賢い買い方
今から、楽天経済圏での、賢い買い方を、準備と購入に分けて解説していきます。
欲しいものは、買い回り系イベント(楽天スーパーSALE or お買い物マラソン)でまとめて買うのが基本です。
そこで活用したいのが、楽天市場の「お気に入り」機能。
ブックマーク機能のようなもので、楽天IDで楽天市場を使用、もしくは、楽天IDでログインして楽天アプリを使用すると、「お気に入り」ページからいつでもチェックした商品を確認する事ができます。
すぐに必要なものや売り切れると困るもの以外は、お気に入りにキープして、13~15アイテムくらい溜まったら、買い回りイベントに参戦しましょう!
また、10アイテムに満たなくても、楽天スーパーSALEの時など、すぐに買い物をしたい時には、楽天ふるさと納税をすると、1団体=1ショップとカウントされますので、この機会に積極的に活用したいです。
(ふるさと納税にも、最高+9倍の買い回りポイントとSPUなどのポイントが加算されるのは、本当に凄い…!)
なお、買い回りイベントでは、10店舗がポイントアップの上限(スーパーSALEのシークレットプレゼントを除く)ですが、13~15商品溜まるのを待つのは、次のような理由・狙い・効果があります。
・ | 10商品溜まった時点でお気に入りリストを見たら、もう必要ないと思えるものが意外とある |
・ | 可能なら、お買い物マラソンではなく、楽天スーパーSALEを待ちたい |
・ | 実店舗で価格比較をするチャンスを増やしたい |
・ | 総額が多くなって、買い物をする気持ちが少し萎える |
勿論、イベントでポイントを増やす事も重要ですが、この戦略の本当の狙いとメリットは、一旦キープして冷静になる仕組みを作る事で、余計な買い物をしないようにする点にあります。
それは当然、ポイントを増やす事よりも、必要ない物を買い控えて、そもそもの出費を抑える方が家計を改善する効果が高いからです。
何だか、買い物をする意欲を削ぐような事を言ってしまいましたが、本当に必要なものは買うべきだと思います。
できれば、少しでもお得に買いたいので、買い回りイベントでは、2段階に分けて楽天市場を利用するのがオススメです。
まず、お気に入りリストの中で、売り切れると困るものは、キャンペーン期間の初日にささっと買いましょう!
特に、スーパーSALE時には、売り切れに注意です。
何故、初日に全て買わないのかと言うと、買い回りイベントは1週間開催されるから、つまり、セール期間中に必ず「5と0のつく日」が来るからです。
買い回りイベントと他のイベントは重複してエントリーする事ができますので、できれば「5と0のつく日」にダブルでポイントを貰えるようにしたいです。
また、「5と0のつく日」だけでなく、「勝ったら倍キャンペーン」が重なる事もあります。
このイベントは運次第で、大抵「5と0のつく日」よりもポイント効率が悪いですが、「5と0のつく日」のポイント獲得上限はひと月3,000ポイント(15,000円分の買い物)だけですから、「5と0のつく日」で上限までポイントを獲得した場合や、「5と0のつく日」と「勝ったら倍キャンペーン」が重なる日には、重複エントリーした方が良いです。
なお、「勝ったら倍キャンペーン」は、買い回りイベントや「5と0のつく日」と違って、事後エントリーは無効(エントリー前の買物はポイント付与対象外)ですので、気をつけて下さい。
このように、
① | 普段はお気に入りリストに入れて、買い回りイベントに備える |
② | 買い回りイベントでは、売り切れに気をつけながら、イベントの重複を目指す |
③ | 買い回りイベントまで待てないものは、ワンダフルデーや、「5と0のつく日」など、なるべく他のイベントを絡ませるようにする |
というのが、王道の立ち回り方です。
勿論、(飲料など重たいものは、多少高くても通販を使うという価値観はアリだと思いますが、)楽天市場で買った方が高いものは買わないようにするのも大切です。
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