応答式問題(FP2) 投資信託
【問1】★
公社債投資信託と株式投資信託の違いを説明してください。
【答1】
公社債投資信託は、約款上株式に投資する事が出来ない(公社債にしか投資する事が出来ない)投資信託で、株式投資信託は、約款上株式にも公社債にも投資する事が出来る投資信託です。
【問2】
単位型投資信託(ユニット型)と追加型投資信託(オープン型)の違いを説明してください。
【答2】
単位型投資信託(ユニット型)は、募集期間の間に限り購入する事が出来る投資信託で、追加型投資信託(オープン型)は、いつでも購入する事が出来る投資信託です。
【問3】
クローズドエンド型の投資信託と、オープンエンド型の投資信託の違いを説明してください。
【答3】
クローズドエンド型の投資信託は、満期(信託期間の終了)まで解約する事が出来ない投資信託で、オープンエンド型の投資信託は、いつでも解約する事が出来る投資信託です(一定期間解約する事が出来ないタイプもあります)。
【問4】★
パッシブ運用とアクティブ運用の違いを、信託報酬の違いに言及しつつ説明してください。
【答4】
パッシブ運用は、ベンチマークに連動する運用成果を目指す運用手法で、アクティブ運用は、ベンチマークを上回る運用成果を目指す運用手法です。信託報酬は、アクティブ運用の方が高いです。
【問5】★
トップダウンアプローチとボトムアップアプローチの違いを説明してください。
【答5】
トップダウンアプローチは、経済環境などのマクロ的な分析によって国別組入比率や業種別組入比率などを決定し、その比率の範囲内で銘柄を決めていく運用手法で、ボトムアップアプローチは、各銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって個別銘柄を選定し、その積上げによりポートフォリオを構築する運用手法です
【問6】★
グロース投資とバリュー投資の違いを説明してください。
【答6】
グロース投資は、企業の成長性を重視し、将来の売上高や利益の成長性が市場平均よりも高いと見込まれる銘柄に投資する運用手法で、バリュー投資は、株価が現在の資産価値や利益水準などから割安と評価される銘柄に投資する運用手法です。
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【問7】
ブルファンドとベアファンドの違いを説明してください。
【答7】
ブルファンドは、基準となるベンチマークが上昇した時、それを上回る運用成果を目指す投資信託です。ベアファンドは、基準となるベンチマークが下落した時、利益が出るように設計された投資信託です。
【問8】
ファンドオブファンズの投資対象について説明してください。
【答8】
投資信託以外に投資する事は出来ません。
【問9】
ファンドオブファンズに投資した場合、信託報酬はどこから徴収されるか、説明してください。
【答9】
ファンドオブファンズ自体と、その投資先の投資信託の両方から徴収されます。
【問10】★
ETFとはどのような金融商品か、説明してください。
【答10】
日経平均株価、TOPIX、金、プラチナ、原油などの価格に連動するように設計されたインデックスファンドで、上場しているので株式と同じように取引をする事が出来る(成行・指値注文や信用取引が可能)投資信託です。
【問11】
J-REITの投資対象について説明してください。
【答11】
現物の不動産など(正確には、現物不動産と不動産信託受益権)です。不動産会社の株式や社債には投資しません。
【問12】★
ETFやJ-REITの取引方法について説明してください。
【答12】
株式と同じように取引をする事が出来ます(成行・指値注文や信用取引が可能です)。
【問13】★
投資信託の販売手数料について、徴収のタイミングとお金の行き先を含めて説明してください。
【答13】
投資家が投資信託の購入時に支払うもので、販売会社の収益となります。
【問14】★
投資信託の信託報酬について、徴収のタイミングとお金の行き先を含めて説明してください。
【答14】
信託報酬は、信託財産から毎日控除され、委託者・受託者・販売会社の三者に渡ります。
【問15】★
投資信託の信託財産留保額について、徴収のタイミングとお金の行き先を含めて説明してください。
【答15】
投資家が投資信託の解約時に支払うもので、信託財産に含まれます。
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【問16】
投資信託の運用報告書の作成者とその内容について説明してください。
【答16】
投資信託の運用報告書のは、委託者(運用会社)が作成し、運用の経過、今後の運用方針、お知らせ等が記載されています。
【問17】
トータルリターン(分配金の受取りや一部解約等を反映した総合的な損益状況)を通知する義務がある者は誰か、答えてください。
【答17】
販売会社です。
【問18】
投資信託の定量評価と定性評価の違いを説明してください。
【答18】
定量評価とは、投資信託の過去のリスクやリターンの実績に基づいて運用成果を評価する事を言い、定性評価とは、運用機関の運用哲学・運用プロセス、ファンドマネージャーの資質などを評価する事を言います。
【問19】
投資信託の基準価額の計算式を答えてください。
【答19】
純資産総額÷総口数です。
【問20】
投資信託の基準価額の原則的な表示単位を答えてください。
【答20】
1万口あたりの金額です。
【問21】
投資信託の解約時に受取る金額の計算式を答えてください。*税金は考慮しません。
【答21】
基準価額×解約口数-信託財産留保額です。
【問22】★
普通分配金と特別分配金(元本払戻金)の違いを説明してください。
【答22】
普通分配金は、個別元本を上回る部分から支払われる課税対象となる分配金で、特別分配金(元本払戻金)は、個別元本を下回る部分から支払われる課税対象とならない分配金です。
【問23】★
投資信託の個別元本とは何か、説明してください。
【答23】
購入時の基準価額から特別分配金を控除したものです。
【問24】
J-REITとETFの分配金の課税方法の違いを説明してください。
【答24】
J-REITの分配金は、配当控除の対象にはなりません。
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