お金の寺子屋

計算問題(FP2) 投資指標

【問1】学科/FP協会/金財(個人)/金財(保険)
下記の<X社のデータ>に基づいて、X社のPER、PBR、ROE、配当利回り、配当性向を計算してください。なお、純資産と自己資本は同じと考えます。

<X社のデータ>
株価 2,000円
1株あたり当期純利益 200円
1株あたり純資産 400円
1株あたり配当金 80円
正解:10倍、5倍、50%、4%、40%
PER=2,000円÷200円=10倍です。
PBR=2,000円÷400円=5倍です。
ROE=200円÷400円=0.5=50%です。
配当利回り=80円÷2,000円=0.04=4%です。
配当性向=80円÷200円=0.4=40%です。

【問2】学科/FP協会/金財(個人)/金財(保険)
下記の<X社のデータ>に基づいて、X社のPER、PBR、ROE、配当利回り、配当性向を計算してください。なお、純資産と自己資本は同じと考えます。

<X社のデータ>
株価 3,600円
当期純利益 180億円
純資産 1,200億円
1株あたり配当金 270円
発行済株式総数 4,000万株
正解:8倍、1.2倍、15%、7.5%、60%

1株当たり当期純利益=180億円÷4,000万株=450円、1株当たり純資産=1,200億円÷4,000万株=3,000円です。

したがって、
PER=3,600円÷450円=8倍
PBR=3,600円÷3,000円=1.2倍
ROE=180億円÷1,200億円=0.15=15%
配当利回り=270円÷3,600円=0.075=7.5%
配当性向=270円÷450円=0.6=60%
となります。


【問3】学科/FP協会/金財(個人)/金財(保険)
下記の<X社株式の関連情報>および<X社の財務データ>に基づいて、第33期のX社のPER、PBR、ROE、配当利回り、配当性向を計算してください。なお、純資産と自己資本は同じと考え、ROEの計算上、自己資本は第32期と第33期の平均を用いてください。

<X社株式の関連情報>
株価:900円
発行済株式数:2億株
<X社の財務データ> (単位:百万円)
32期 33期
資産の部合計 240,000 250,000
負債の部合計 194,000 200,000
純資産の部合計 46,000 50,000
売上高 130,000 140,000
営業利益 15,000 16,000
経常利益 10,000 14,000
当期純利益 11,000 12,000
配当金総額 5,000 5,400
正解:15倍、3.6倍、25%、3%、45%

当期純利益、純資産、年間配当金の1株当たりの金額を計算すると、
1株あたり当期純利益=120億円÷2億株=60円
1株あたり純資産(32期)=460億円÷2億株=230円
1株あたり純資産(33期)=500億円÷2億株=250円
1株あたり年間配当金=54億円÷2億株=27円
となります。

よって、各種指標は以下の通りになります。
PER=900円÷60円=15倍です。
PBR=900円÷250円=3.6倍です。
ROE=60円÷(230円+250円)÷2=0.25=25%です。
配当利回り=27円÷900円=0.03=3%です。
配当性向=27円÷60円=0.45=45%です。

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