お金の寺子屋

FP3級学科解説-2021年5月・問1~10

(1)
公的介護保険の第2号被保険者は、要介護状態または要支援状態となった原因を問わず、保険給付を受けることができる。
正解:×
公的介護保険の第2号被保険者は、16種類の特定疾病により要介護状態または要支援状態になった場合に、介護保険から給付を受けることができます。
(2)
労働者災害補償保険の保険料は、その全額を事業主が負担する。
正解:〇
正しい記述です。
(3)
国民年金の第1号被保険者の収入により生計を維持する配偶者で、20歳以上60歳未満の者は、国民年金の第3号被保険者となることができる。
正解:×
国民年金の第3号被保険者は、国民年金の第2号被保険者に生計を維持されている20歳以上60歳未満の配偶者です。
(4)
子のいない障害等級1級に該当する者に支給される障害基礎年金の額は、子のいない障害等級2級に該当する者に支給される障害基礎年金の額の1.25倍に相当する額である。
正解:〇
障害等級1級に該当する人に支給される障害基礎年金の額=老齢基礎年金の満額×1.25+子の加算額です。
障害等級2級に該当する人に支給される障害基礎年金の額=老齢基礎年金の満額+子の加算額です。
(5)
日本学生支援機構の奨学金(貸与型)のうち、第一種奨学金は利子が付かない。
正解:〇
正しい記述です。

(6)
保険業法上の保険募集において、保険募集人が保険契約の締結の媒介を行う場合、保険募集人が保険契約の申込みに対して承諾した時点で当該保険契約は有効に成立する。
正解:×
保険募集人が保険契約の締結の媒介を行う場合には、当該募集人に契約締結権がないため、申し込みを保険会社が承諾した時点で契約が成立します。
ちなみに、保険の募集には保険募集人が保険契約の締結の代理を行う場合もあります。このケースにおいては、保険募集人は契約締結権を有しており、保険募集人が承諾した時点で契約が成立します。
(7)
払済保険とは、一般に、保険料の払込みを中止して、その時点での解約返戻金を基に、元契約の保険金額を変えずに一時払いの定期保険に変更する制度である。
正解:×
払済保険は、保険料の払込を中止して、その時点での解約返戻金を原資に、元の契約と保険期間が変わらない生命保険に切り替えるものです。
なお、問題文は延長保険の説明です。
(8)
こども保険(学資保険)において、保険期間中に契約者(=保険料負担者)である親が死亡した場合、一般に、既払込保険料相当額の死亡保険金が支払われて契約は消滅する。
正解:×
子ども保険は、保険期間中に契約者(=保険料負担者)である親が死亡した場合、一般的に、以後の保険料の払い込みが免除され契約が継続します。
(9)
個人年金保険において、確定年金は、年金支払期間中に被保険者が生存している場合に限り、契約で定めた一定期間、年金が支払われる。
正解:×
確定年金は、有期年金の保証期間を年金支払期間中と等しくした商品です。
従って、年金支払期間中に被保険者が死亡した場合、被保険者の遺族に残りの期間に対応する年金または一時金が支払われます。
(10)
家族傷害保険の被保険者の範囲には、被保険者本人と生計を共にする別居の未婚の子も含まれる。
正解:〇
正しい記述です。

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