FP2級実技(FP協会)解説-2024年1月・解説のみ(後半)
【問21】
正解:2
(ア) | 配偶者居住権は、遺贈により、配偶者に取得させることができます。 |
(イ) | 配偶者居住権を有する者が死亡した場合、配偶者居住権は消滅するため、その者の相続に係る相続財産とはなりません。 |
(ウ) | 配偶者居住権の存続期間は、原則として、終身とされます。 なお、配偶者短期居住権の存続期間は、配偶者短期居住権を消滅させる旨の申し入れを受けた日から6ヵ月間です。 |
(エ) | 配偶者居住権を取得した者はその建物の所有者に対して、配偶者居住権の設定の登記を請求することができます。 |
【問22】
正解:595(万円)
572万円×(1.01)^4=595.22…万円=595万円です。
【問23】
正解:729(万円)
781万円×1.01+(763万円-60万円)=728.81万円≒729万円です。
【問24】
正解:4
1. | 日本学生支援機構の奨学金を利用するためには、学生等本人と生計維持者が、「収入基準」及び「資産基準」を満たす必要があります。 父母がいる場合は、原則として父母(2名)が生計維持者となり、基準を満たすか否かが判定されます。 |
2. | 給付奨学金の学力基準は、「高等学校等における全履修科目の評定平均値が、5段階評価で3.5以上であること」、または、「将来、社会で自立し、及び活躍する目標をもって、進学しようとする大学等における学修意欲を有すること」のいずれかとされています。 なお、貸与型奨学金の学力基準と給付奨学金の学力基準は、若干異なります。 |
3. | 貸与型奨学金には、利息が付かない「第一種」と利息が付く「第二種」があります。 |
4. | 正しい記述です。「給付型奨学金」「貸与型の第一種奨学金」「貸与型の第二種奨学金」は、いずれも併用できます。 |
【問25】
正解:14,365,000(円)
一括型運用の将来の金額を求めるために用いる係数は、4文字で「げん」の音が無いという条件を満たす終価係数です。
よって、1,300万円×1.105=14,365,000円となります。
よって、1,300万円×1.105=14,365,000円となります。
【問26】
正解:1,710,000(円)
取崩型運用の将来の金額を求めるために用いる係数は、6文字、「げん」の音が無い、「年金」が付かないという条件を満たす資本回収係数です。
よって、3,800万円×0.045=1,710,000円となります。
よって、3,800万円×0.045=1,710,000円となります。
【問27】
正解:288,000(円)
積立型運用の現在の金額を求めるために用いる係数は、6文字、「げん」の音がある、「年金」が付かないという条件を満たす減債基金係数です。
よって、300万円×0.096=288,000円となります。
よって、300万円×0.096=288,000円となります。
【問28】
正解:○、○、×、×
(ア) | 正しい記述です。収入保障保険の保険料は、生命保険料控除の対象となります。生命保険料控除は、所得控除の一つです。 |
(イ) | 正しい記述です。生計を一にする親族のために支払った医療費は、医療費控除の対象となります。医療費控除は、所得控除の一つです。 |
(ウ) | 所得税の計算上、ふるさと納税をしたことにより受けられる寄付金控除は、所得控除として、所得金額から差し引かれます。 |
(エ) | 詐欺や恐喝による被害は、雑損控除の対象になりません。 |
【問29】
正解:1
(ア) | 財形年金貯蓄を利用することができるのは、契約締結の年齢が満55歳未満の人に限られます。 |
(イ) | 財形年金貯蓄の積立期間は、5年以上とされています。 |
(ウ) | 財形年金貯蓄の非課税限度額は、財形住宅貯蓄と合算して、貯蓄型は元利合計、保険型は払込保険料累計額ベースで、550万円です。 |
(エ) | 財形年金貯蓄を目的外で払い出した場合、原則として、貯蓄型については、過去5年間に支払われた利息について、遡って課税されます。 |
【問30】
正解:3
1. | 正しい記述です。 |
2. | 正しい記述です。 |
3. | 個人向け国債の時価(中途換金額)は、市場金利の影響を受けません(常に、額面金額から直前2回分の利子相当額が控除された金額となります)。 |
4. | 正しい記述です。 |
【問35】
正解:12,550(万円)
<資産>
現金・預貯金:3,600万円+820万円
株式・投資信託:1,100万円+250万円
生命保険:120万円+500万円
不動産:6,000万円+520万円
その他:180万円+210万円
より、計13,300万円です。
<負債>
住宅ローン:680万円
自動車ローン:70円
より、計750万円です。
したがって、純資産=13,300万円-750万円=12,550万円となります。
【問36】
正解:2
資料より、博子さんの給与の収入金額は、188万円であることが分かります。
よって、博子さんの給与所得の額=188万円-(188万円×30%+8万円)=123.6万円です。
博子さんは給与以外に所得がないため、合計所得金額が123.6万円となります。
したがって、早見表より、配偶者特別控除の額は11万円となることが分かります。
よって、博子さんの給与所得の額=188万円-(188万円×30%+8万円)=123.6万円です。
博子さんは給与以外に所得がないため、合計所得金額が123.6万円となります。
したがって、早見表より、配偶者特別控除の額は11万円となることが分かります。
【問37】
正解:3
1万口当たりの取得費は、取得費の合計=8,950円/1万口×240万口×(1+0.022)=2,195,256円より、2,195,256円÷240=9,146.9円です。
よって、譲渡所得=(9,752円-9,146.9円)/1万口×120万口=72,612円となります。
よって、譲渡所得=(9,752円-9,146.9円)/1万口×120万口=72,612円となります。
【問38】
正解:1
2021年5月の取引を終えた時点の個別元本は、10,000円で、250万口(購入金額2,500,000円分)を保有しています。
2022年9月には、100万口売却しており、取引を終えた時点では、個別元本が10,000円のRQファンドを150万口(購入金額1,500,000円分)保有しています。
2023年3月は、12,000円×50=600,000円で50万口取得していますから、取引を終えた時点の個別元本は、(10,000円×150+12,000円×50)÷(150+50)=10,500円となります。
(1,500,000円+600,000円)÷(150+50)=10,500円として計算しても構いません。
※ | 個別元本の計算では、購入時手数料やその消費税は含みません。 |
【問39】
正解:2
老齢厚生年金の受給額は、加給年金額および経過的加算額を考慮しないものとすることから、老齢厚生年金の受給額(年額)は、全額報酬比例部分の金額であることが分かります。
また、老齢基礎年金は、在職老齢年金の影響を受けません(本問ではダミー資料です)。
よって、
基本月額=120万円÷12=10万円
総報酬月額相当額=38万円+108万円÷12=47万円
ゆえに、支給停止額=(10万円+47万円-48万円)×1/2=45,000円となります。
したがって、支給停止後の老齢厚生年金の受給額(年額)は、(100,000円-45,000円)×12=660,000円となります。
また、老齢基礎年金は、在職老齢年金の影響を受けません(本問ではダミー資料です)。
よって、
基本月額=120万円÷12=10万円
総報酬月額相当額=38万円+108万円÷12=47万円
ゆえに、支給停止額=(10万円+47万円-48万円)×1/2=45,000円となります。
したがって、支給停止後の老齢厚生年金の受給額(年額)は、(100,000円-45,000円)×12=660,000円となります。
【問40】
正解:4
(ア) | パートタイマーは、週の所定労働時間および月の所定労働日数が、その事業場において同種の業務に従事する通常の労働者の4分の3以上である場合、健康保険の被保険者となります。 |
(イ) | 健康保険の被扶養者となるための生計維持の基準は、被扶養者となる人が被保険者と同一世帯に属している場合、原則として、被扶養者となる人の年間収入が130万円未満(60歳以上の人や一定の障害者は180万円未満)、かつ、被保険者の年間収入の2分の1未満であることとされています。 |
(ウ) | 上記(イ)の解説を参照して下さい。 |
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