お金の寺子屋

FP2級実技(FP協会)解説-2021年1月・問23~28

【問23】~【問25】は、以下の資料を元に解答してください。

<浜松家の家族データ>
[浜松 賢人(本人)]
生年月日:1988年6月14日
会社員

[浜松 未来(妻)]
生年月日:1988年10月9日
パートタイマー

[浜松 菜々(長女)]
生年月日:2017年7月22日

[浜松 竜太郎(長男)]
生年月日:2020年4月18日

年齢および金融資産残高は各年12月31日現在のものとし、2020年を基準年とする。
給与収入は可処分所得で記載している。
記載されている数値は正しいものとする。
問題作成の都合上、一部を空欄としている。
【問23】
浜松家のキャッシュフロー表の空欄(ア)に入る数値を計算しなさい。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
正解:212
204×(1.01)^4=212.28≒212(万円)です。
【問24】
浜松家のキャッシュフロー表の空欄(イ)に入る数値を計算しなさい。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
正解:246
171×1.01+73=245.71≒246(万円)です。
【問25】
キャッシュフロー表を作成するうえでは、収入や支出などの変動率、金融資産の運用利回りの予測が重要である。運用利回り等の変動に影響を与える要因についての次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1. 為替が円安になると、輸入物価を押し上げる要因となり得る。
2. 公的年金の老齢給付におけるマクロ経済スライドにおいて、給付水準の調整に用いられるのは物価の変動のみである。
3. 消費者物価指数の算出では、消費税率が引き上げられて消費者の支払価格が増大すれば、消費者物価指数を押し上げることになる。
4. 変動金利型住宅ローンの適用金利は、短期プライムレートを基準にする金融機関が主流である。
正解:
1. 正しい記述です。1ドル=100円が1ドル=110円になると、1ドルのものを買うのに要する円ベースの額が大きくなります。
2. マクロ経済スライドにおいて給付水準の調整に用いられるのは、物価の変動と賃金の変動です。
3. 正しい記述です。消費者物価指数は消費税額をそのまま含んで算出します。
4. 正しい記述です。

【問26】~【問28】は、以下の資料を元に解答してください。

下記の係数早見表を乗算で使用し、各問について計算しなさい。なお、税金は一切考慮しないこととし、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。

記載されている数値は正しいものとする。
【問26】
岡さんは、将来の生活費の準備として新たに積立てを開始する予定である。毎年年末に40万円を積み立てるものとし、30年間、年利1.0%で複利運用しながら積み立てた場合、30年後の合計額はいくらになるか。
正解:13,914,000
年金終価係数を使います。
40万円×34.785=13,914,000円です。
【問27】
増田さんは、独立開業の準備資金として、5年後に1,000万円を用意しようと考えている。年利1.0%で複利運用しながら毎年年末に一定額を積み立てる場合、毎年いくらずつ積み立てればよいか。
正解:1,960,000
減債基金係数を使います。
1,000万円×0.196=1,960,000円です。
【問28】
大久保さんは、退職金として受け取った1,000万円を将来の有料老人ホームの入居金のために運用しようと考えている。これを20年間、年利1.0%で複利運用した場合、20年後の合計額はいくらになるか。
正解:12,200,000
終価係数を使います。
1,000万円×1.220=12,200,000円です。

スポンサーリンク




スポンサーリンク



<戻る 一覧へ 進む>
LINEで送る
Pocket

コメントは受け付けていません。