お金の寺子屋

FP2級実技(個人)解説-2022年5月・問10~15

【問10】
正解:520、1,950
特定行政庁が指定する角地は建蔽率が10%緩和されます。
また、準防火地域耐火建築物を建てる場合にも建蔽率が10%緩和されます。
よって、甲土地の建蔽率の上限は、60%+10%+10%=80%となりますから、建蔽率の上限となる建築面積は、650㎡×80%=520㎡となります。
前面道路(複数の道路に面している土地については幅員が広い方の道路)の幅員によって定まる容積率の上限は、8m×4/10=3.2(320%)です。
前面道路の幅員が12m未満である場合、指定容積率と前面道路の幅員によって定まる容積率のうち、どちらか小さい方を適用しますから、容積率の上限は、300%となります。
よって、容積率の上限となる延べ床面積は、650㎡×300%=1,950㎡となります。
【問11】
正解:×、○、○
普通借家契約では、賃料の減額をしない旨の特約は無効になりますから、借主が誰であれ、賃料の減額請求を受ける可能性があります。
正しい記述です。土地所有者名義の貸家が建っている土地は、土地所有者の死亡時に貸家建付地として評価され、相続税評価額の計算上、「自用地評価額×(1-借地権割合×借家権割合×賃貸割合)」の算式で計算されますから、1億円×(1-60%×30%×100%)=8,200万円となります。
正しい記述です。
【問12】
正解:×、×、×
レンタブル比とは、「賃貸可能面積(専有面積)÷延床面積」の算式で計算され、一般的に、この値が高いほど投資効率が高いと言えます。
レンタブル=rentable=rent(貸す)+able(~できる)=(延床面積のうち)貸すことができる(面積の割合)という意味です。
元金均等返済は、毎回支払う元金部分の金額が同じ返済方法ですから、毎年の支払利息は、時間の経過とともに減少します。
地震保険の保険金額は、火災保険の保険金額の30~50%の範囲で設定することができます。

【問13】
正解:ロ、ホ、ヘ
準確定申告の期限は、相続の開始があったことを知った日の翌日から4ヵ月以内です。
相続税の配偶者控除は、配偶者が相続または遺贈により取得した財産のうち、配偶者の法定相続分相当額と1億6,000万円とのいずれか多い金額までにかかる相続税額を0にする制度です。
被相続人の居住の用に供されていた宅地等を被相続人の配偶者が取得した場合、小規模宅地の特例の適用を受けるための特別な要件はありません。
【問14】
正解:○、×、×
正しい記述です。被相続人の孫は、孫養子を含めて、原則として、2割加算の対象になりますが、代襲相続人である孫は2割加算の対象外です。
類似業種比準方式における比準要素は、配当金額、利益金額、簿価純資産価額の3つです。
相続税の総額は、課税遺産総額を法定相続分通りに按分したと仮定して計算しますから、実際の分割内容によって変わることはありません。
【問15】
正解:8,000、4,800、1,415、6,770
死亡保険金と死亡退職金はそれぞれ、500万円×法定相続人の数=1,500万円まで非課税になります。
よって、3,000万円+2,000万円+1,500万円+(1,500万円-1,500万円)+(3,000万円-1,500万円)=8,000万円となります。
基礎控除額は、3,000万円+600万円×法定相続人の数=3,000万円+600万円×3=4,800万円です。
長男Cさんに係る課税価格は、8,000万円+1億2,000万円=2億円です。
よって、課税価格の合計額は、8,000万円+2億円+2,000万円+3,000万円=3億3,000万円となり、課税遺産総額は、3億3,000万円-4,800万円=2億8,200万円となります。
相続人は、妻Bさんと長男Cさんと孫Fさん3人ですから、孫Fさんの法定相続分は1/4になります。
よって、孫Fさんの法定相続分に応ずる取得金額は、2億8,200万円×1/4=7,050万円となります。
したがって、孫Fさんの法定相続分に対応する相続税額は、7,050万円×30%-700万円=1,415万円となります。
妻Bさんの法定相続分は、1/2です。
よって、妻Bさんの法定相続分に応ずる取得金額は、2億8,200万円×1/2=1億4,100万円となります。
妻Bさんの法定相続分に対応する相続税額は、1億4,100万円×40%-1,700万円=3,940万円となります。
長男Cさんと孫Fさんの法定相続分に対応する相続税額は等しい事から、相続税の総額は、3,940万円+1,415万円+1,415万円=6,770万円となります。

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