【FP2級無料講座】損害保険の種類と内容2
論点解説
【重要度】★★★★★
それぞれの保険の商品性(特に、どのような事故を対象にして、どのような事故を対象にしないのか)をきちんと覚えてください。
動画講義
まずは、動画講義をチェックして、最後に下の確認問題を解いて下さい。
動画はYouTubeでご視聴頂けます。
確認問題
【問1】
交通事故で他人を死傷させた場合、自賠責保険から1事故当たり最高4,000万円が支払われる。
【答1】
×:自賠責保険は、死亡事故の場合、「被害者1人当たり」最高「3,000万円」が支払われます。
【問2】
記名被保険者が被保険自動車を運転中に対人事故を起こし、法律上の損害賠償責任を負担する場合、自動車損害賠償責任保険等により補償される部分を除いた額が、対人賠償保険の補償の対象となる。
【答2】
○:対人賠償責任保険は、自動車の運転中に対人事故を起こし、自賠責保険で補償される金額を超える賠償責任を負った場合に備える保険です。
【問3】
記名被保険者が被保険自動車を運転中に、ハンドル操作を誤って散歩をしていた同居の父に接触してケガをさせた場合、対人賠償保険の補償の対象とならない。
【答3】
○:対人賠償責任保険は、記名被保険者の父母、配偶者、子などを被害者とする事故は補償しません。
【問4】
対物賠償保険では、被保険自動車を運転中に、父の自宅の車庫に誤って衝突して車庫を損壊させた場合、補償の対象となる。
【答4】
×:対物賠償保険では、記名被保険者の父母、配偶者、子などを被害者とする事故は補償しません。
【問5】
被保険者が被保険自動車を運転中に、ハンドル操作を誤って飲食店に衝突して損害を与えた場合、店舗を修復する期間の休業損害は対物賠償保険の補償の対象とならない。
【答5】
×:対物賠償保険では、休業損害も補償します。
【問6】
台風による高潮で被保険自動車に損害が生じた場合や、被保険自動車が洪水で水没した場合には、一般条件の車両保険の補償の対象となる。
【答6】
○:車両保険では、水災による被保険自動車の損害を補償します。
【問7】
被保険自動車が地震を原因とする津波により水没した場合、その損害は一般条件の車両保険の補償の対象となる。
【答7】
×:地震・津波・噴火による損害は、特約を付けない限り、車両保険の補償の対象外です。
【問8】
人身傷害補償保険は、自動車事故により被保険者が死傷したり後遺障害を負った場合、自己の過失分も含めて、示談を待たずに損害額の全額が支払われる。
【答8】
○:人身傷害補償保険は、正確に言えば、自動車事故によって被保険者が死傷したり後遺障害を負った場合における、自己の過失分の負担に備える保険ですが、相手の過失分を保険会社が立て替えて支払う特徴があります。
【問9】
総排気量が250cc以下のバイクによる事故により、他人の身体や財物に損害を与えて損害賠償責任を負った場合、ファミリーバイク特約による補償の対象となる。
【答9】
×:ファミリーバイク特約は、原動機付自転車など、125cc以下のミニバイクによる事故により、他人の身体や財物に損害を与えて損害賠償責任を負った場合や、被保険者が死傷した場合に備える特約です。
【問10】
のノンフリート等級別料率制度において、人身傷害(補償)保険の保険金のみが支払われる場合は、1等級ダウン事故となる。
【答10】
×:対人賠償保険、対物賠償保険、車両保険以外の保険の保険金のみが支払われる場合は、ノンフリート等級は下がりません。
【問11】
普通傷害保険は、日常生活における、偶然かつ急激な外来の事故に備える保険で、海外での事故や業務中の事故も補償される。
【答11】
○:普通傷害保険は、国内外を問わず、日常生活における、偶然かつ急激な外来の事故に備える保険です。
【問12】
家族傷害保険では、保険期間中に誕生した記名被保険者本人の子は、被保険者とはならない。
【答12】
×:家族傷害保険で言う家族とは、本人・配偶者・本人または配偶者と一定の同一生計の同居の親族・別居の未婚の子を指して、契約締結後に生まれた親族も、自動的に被保険者になります。
【問13】
国内旅行傷害保険では、細菌性食中毒やウイルス性食中毒による損害は、補償対象とならない。
【答13】
×:国内旅行傷害保険は、細菌性食中毒やウイルス性食中毒による損害を補償します。
【問14】
国内旅行傷害保険では、地震・津波・噴火による損害は、補償対象とならない。
【答14】
○:国内旅行傷害保険は、地震・津波・噴火による損害は補償しません。
【問15】
海外旅行傷害保険では、細菌性食中毒やウイルス性食中毒による損害と、地震・津波・噴火による損害は、どちらも補償対象となる。
【答15】
○:海外旅行傷害保険は、細菌性食中毒やウイルス性食中毒による損害や、地震・津波・噴火による損害を補償します。
【問16】
海外旅行傷害保険では、旅行の行程における国内移動中の損害も補償対象となる。
【答16】
○:国内旅行傷害保険や海外旅行傷害保険の保険期間は、海外旅行の目的で自宅を出発した時から、帰宅するまでが補償の対象期間です。
したがって、保険期間中の事故であれば、海外であれ国内であれ補償の対象となります。
したがって、保険期間中の事故であれば、海外であれ国内であれ補償の対象となります。
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