お金の寺子屋

オススメ本(2020年11月)

今回お勧めする本は、精神障害のある方向けのアドバイススキルをあげる本です。

超マニアックなので、興味のある方以外は、スルーして他のオススメ本を読んでください。

マニアック過ぎて申し訳ないので、後述するオマケも付けます(^^;)

僕は、FPという仕事を6年以上やっています。

「相談料以外のキャッシュポイントが無くて、よく事務所を経営していけますね?」なんて言われますけど、僕からすると当たり前なんですよ。

だって、香川県には、弊所以外に相談料のみで経営している事務所がありませんから(*)。

そういう人に相談しようとすると、弊所以外の選択肢が無くて、いくら香川県は日本で一番面積が小さい県だからと言っても、お金の寺子屋で若干の赤字を垂れ流しながら、僕一人が生きていける程度のニーズはあります。

まぁ、労働集約的な仕事なので、1人でできる仕事量に上限があって、大儲けはできませんが…。
(予約待ちさせている方、本当にすみません…)

それから、この仕事が長く続いているもう一つの理由が、ストレスが溜まらない事です。

今まで6年以上、弊所には誰一人として、変なお客様が来たことがありません。

ある程度の相談料を払う価値があるというリテラシーをお持ちの方ばかりなので、お客様層はすこぶる良いのです^^

しかし、これにはデメリットもあって、どんなに善良な方でも、お金を払う余裕が無い方の相談に乗る事は出来ないんですよ…。

準備の時間と面談の時間を平準化すると、ライフプラン作成は1日半~2日、保険や資産運用等のスポット相談は半日~1日かかります。

一方、事務所を維持して人並みに生活するために、税金・社会保険料、事務所の家賃、研修費、交通費、光熱費、通信費等を払って、生活費や家族を養うためのお金を確保しつつ、貯蓄も考えなくてはいけません。

そうすると、最低60万/月は収入が無いと無理です。

ここから逆算すると、ライフプランニングの相談料は6万円、保険や資産運用等のスポット相談は2~3万円頂かないと、経営が成り立ちません。

なので、生活保護を受けるレベルの方を相手にした実務経験は皆無で、障害年金を貰っている方の相談も数える程度です。

本当は、そういう方向けのライフプランニングって、とても社会的な意義があると思うんですが、事務所を潰す訳にはいきませんので…。

それに、きちんと相談料を払って頂いている方に失礼ですしね。

でも、そういう困っている方の役に立ちたいなという気持ちは常にあり、数年前にご縁があって、行政からお仕事を頂いて、家族会(精神障害を有する人を家族に持つ人たちが、お互いに支え合い、地域で安心して生活できるための活動を行っている会)の講師をやらせてもらっています。

精神障害を発症する方が増えるのに比例して、そのような方向けのライフプラン作成の潜在的なニーズも増えているはずなんですが、何せ目の前にニーズが顕在化しないもので、勉強しようという気が起きないので、そういう勉強をするきっかけを頂くのは大変ありがたい事です。

精神障害がある方向けのアドバイスができるFPが増えてほしいなと思って、今回の本を薦めるんですが、興味が無い方が読むのはしんどい本(内容は素晴らしいです)なので、この本を参考に作ったセミナーのレジュメをプレゼントします。

20時間以上かけて作った大作で、重要な点をピックアップして作っていますから、レジュメを見ながら本を読むと理解が深まりますし、本は買わずにレジュメだけ見ても勉強になると考えれば、いつもよりお買い得です。

どこも保険代理店をやってたり、その関連会社だったり、何かしら別サービスがあったりするので、県内で相談料以外のキャッシュポイントが無いFP事務所は弊所だけです。

当サイトの活動をサポートして頂いた方にのみ、ご紹介しています。

最新号(当月号)は、サポート機能のページから、バックナンバーは、note(2020年11月のオススメ本のページ)で紹介しています。

過去のオススメ本一覧は、「過去のオススメ本まとめ」のページから閲覧できます。

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