お金の寺子屋

FP3級実技(FP協会)解説-2020年1月・解説のみ

【問1】
正解:
1. 仮定の事例に基づく税金の計算は誰でもすることができます。
2. 必要保障額の計算は誰でもすることができます。
3. 投資助言代理業の登録をしていない人が、顧客と投資顧問契約を締結して投資助言をしてはいけません。
【問2】
正解:
(ア) 436万円×(1.01)^4=453.7…万円より、454万円です。
(イ) 340万円×1.01+43万円=386.4万円より、386万円です。
【問3】
正解:
(ア) 一般NISAとつみたてNISAは、どちらか一方しか使うことができません。
なお、両制度は毎年変更することができます。
(イ) つみたてNISAの非課税投資枠は、年間40万円です。
(ウ) つみたてNISAの非課税期間は最長20年間です。
【問4】
正解:
1. 株式投資信託は、株式を投資対象とすることができます。
2. 追加型投資信託は、いつでも購入することができます。
3. 外貨建て資産に投資する場合、為替ヘッジを行わなければ為替変動の影響を受けます。
【問5】
正解:
1. PER=330円÷22円=15倍で、これは、日経平均採用銘柄の平均(11.56倍)より割高です。
2. PBR=330円÷180円=1.833…倍で、これは、東証一部全銘柄の平均(1.11倍)より割高です。
3. 配当利回り(%)=8.5円÷330円×100=2.576…%で、これは、ジャスダック全銘柄の単純平均(1.93%)より高いです。
【問6】
正解:
前面道路の幅員に基づく容積率の上限は、6×6/10=3.6=360%で、これは指定容積率の300%を上回りますから、容積率の上限は300%となります。
したがって、延べ床面積の最高限度は、300㎡×300%=900 ㎡となります。
【問7】
正解:
セットバック部分は、建蔽率や容積率を計算する際の敷地面積に算入されません。
前面道路の幅員が4m未満である場合、原則として、道路の中心線から水平距離で2m位置が道路との境界線とされますから、敷地面積は、20m×(15-0.5)m=290㎡となります。
【問8】
正解:
入院給付金5,000円×25+手術給付金5,000円×40=325,000円となります。
【問9】
正解:
(ア) 個人賠償責任保険は、飼い犬が他人に噛み付いて怪我をさせてしまった場合など、日常生活における様々な賠償事故を補償する保険です。
(イ) 住宅総合保険は、火災保険の一つで、地震による家屋の損害は補償の対象外です。
(ウ) 自賠責保険は、対人事故のみを保障を対象とし、対物事故は補償しません。
【問10】
正解:
1. 普通傷害保険は、細菌性食中毒による損害は補償しません。
2. 基本的に、スポーツ中の事故は、偶然かつ急激な外来の事故ですから、普通傷害保険の補償の対象です。
3. 業務中に指をドアで挟んだという事故は、偶然かつ急激な外来の事故ですから、普通傷害保険の補償の対象です。

【問11】
正解:
不動産所得の計算上、返還を要しないものは収入金額に算入され、返還を要するものは収入金額に算入されません。
よって、青色申告特別控除前の不動産所得の金額=380万円+20万円-210万円=190万円です。
【問12】
正解:
総所得金額は総合課税される所得の合計ですから、本問では、事業所得の額と給与所得の額合計で、退職所得の金額は含まれません。
よって、総所得金額=280万円+100万円=380万円となります。
【問13】
正解:
放棄は代襲原因ではありませんから相続人は、勝夫、正行、洋子の3人となり、配偶者相続人と第二順位の血族相続人の組み合わせですから、配偶者相続人の法定相続分は3分の2となり、残りの3分の1を血族相続人の頭数で按分します。
よって、各相続人の法定相続分は、勝夫2/3、正行1/6、洋子1/6となります。
【問14】
正解:
(ア) 相続の放棄または限定承認は、家庭裁判所で行う必要があります。
(イ) 相続税の申告期限は。相続の開始を知った日の翌日から10ヵ月以内です。
【問15】
正解:
贈与税の配偶者控除の適用を受けた場合、配偶者が控除を受けることができる金額は、最高で2,000万円で、さらに基礎控除を受けることができます。
よって、2,700万円-2,000万円-110万円=590万円となります。
【問16】
正解:

<資産>
普通預金100万円
定期預金50万円
財形住宅貯蓄0円
生命保険10万円
不動産3,000万円
の、計3,160万円

<負債>
住宅ローン2,500万円

よって、純資産=3,160万円-2,500万円=660万円となります。

【問17】
正解:
使用する係数は、年金終価係数です。
よって、36万円×10.950=3,942,000円となります。
【問18】
正解:
自己負担限度額=80,100円+(900,000円-267,000円)×1%=86,430円です。
本来の自己負担額は、90万円の3割=270,000円より、高額療養費制度により払い戻しを受けることができる金額=270,000円-86,430円=183,570円となります。
【問19】
正解:
厚生年金の被保険者が死亡した場合、遺族に遺族厚生年金が支給されます。
また、厚生年金の被保険者である国民年金の第2号被保険者が死亡した場合、子のある配偶者には、遺族基礎年金も支給されます。
【問20】
正解:
契約者(=保険料負担者)と被保険者が同じである生命保険の死亡保険金は、相続税の課税対象となります。

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