お金の寺子屋

応答式問題(FP2) 公的年金

【問1】
国民年金の第3号被保険者とはどのような人か、説明してください。
【答1】
20歳以上60歳未満で、基本的に、年収が130万円未満で第2号被保険者である配偶者の2分の1未満の人です。
【問2】
国民年金保険料の免除と猶予の共通点と違いを説明してください。
【答2】
どちらも受給資格期間に算入される事と、申請後10年間追納ができる事が共通点です。
また、猶予は受給額計算期間には含まれませんが、免除は部分的に受給額計算期間に含まれるのが相違点です。
【問3】
国民年金保険料の申請免除の適用を受けようとする場合、審査の対象となる人は誰でしょうか?
【答3】
本人と配偶者および世帯主です。
【問4】
国民年金保険料について、学生納付特例制度の適用を受けようとする場合、審査の対象となる人は誰でしょうか?
【答4】
本人のみです。
【問5】
国民年金保険料の納付猶予制度の適用を受けようとする場合、審査の対象となる人は誰でしょうか?
【答5】
50歳未満の本人と配偶者です。
【問6】
厚生年金保険の被保険者の年齢要件を答えてください。
【答6】
70歳未満です。
【問7】
パートタイマーが厚生年金保険の被保険者となるには、労働時間と労働日数が、それぞれ一般社員のそれと比べてどの程度である場合でしょうか?
【答7】
4分の3以上である場合です。
【問8】
厚生年金保険の被保険者が、産前産後休業や育児休業を取得している場合、申請すれば誰の保険料が免除されるでしょうか?
【答8】
本人負担分と事業主負担分の両方が免除されます。

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【問9】
老齢基礎年金の受給資格期間とは何か、説明してください。
【答9】
年金を受け取れるか否かを判定する期間で、保険料納付済期間、保険料免除期間、保険料猶予期間、合算対象期間の合計を言います。
2017年8月から、受給資格期間が10年以上あれば、老齢基礎年金を受給する事ができるようになりました。
【問10】
公的年金を繰下げた場合、1ヵ月当たり何%年金が増額され、最大で何%増額されるでしょうか?
【答10】
1ヵ月あたり0.7%増額され、最大で84%増額されます。
【問11】
公的年金を繰上げた場合、1ヵ月当たり何%年金が減額され、最大で何%減額されるでしょうか?
【答11】
1ヵ月あたり0.5%減額され、最大で24%減額されます。
【問12】
老齢厚生年金の受給要件を説明してください。
【答12】
老齢基礎年金の受給資格期間を満たし、厚生年金保険の被保険者期間が1ヵ月以上あると、原則として65歳から受給を開始する事ができます。
【問13】
特別支給の老齢厚生年金の受給要件を説明してください。
【答13】
老齢基礎年金の受給資格期間を満たし、厚生年金保険の被保険者期間が1年以上あると、生年月日により、60歳~64歳の間に受給する事ができます。
【問14】
特別支給の老齢厚生年金と、雇用保険の基本手当の併給について説明してください。
【答14】
雇用保険の基本手当を受給すると、特別支給の老齢厚生年金は全額支給停止となります。
【問15】
加給年金とは何か、説明してください。
【答15】
老齢厚生年金の上乗せ給付で、家族手当のようなものです。
【問16】
加給年金の受給要件(被保険者のみ)を説明してください。
【答16】
厚生年金保険の被保険者期間が20年以上あり、65歳未満の一定要件を満たす配偶者等がいる場合、報酬比例部分と、定額部分または老齢基礎年金を受給している時に支給されます。
*「厚生年金保険の被保険者期間が20年以上あること」「65歳未満の一定要件を満たす配偶者等が居る事」の2点だけ押さえておけば大丈夫です。
【問17】
在職老齢年金とは何か、説明してください。
【答17】
厚生年金適用事業所で働きながら老齢厚生年金を受け取る場合、年金月額と総報酬月額相当額の合計が一定金額を超えると年金が減額される制度の事です。

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【問18】
遺族基礎年金の受給資格者を答えてください。
【答18】
被相続人に生計を維持されていた、子または子のある配偶者です。
【問19】
寡婦年金と死亡一時金の概要を説明してください。
【答19】
遺族基礎年金を受給する事ができない国民年金の第一号被保険者の遺族向けの給付です。両方の受給要件を得たとしても、どちらか一方しか受給できません。
【問20】
遺族厚生年金の受給資格者を答えてください。
【答20】
被相続人に生計を維持されていた、配偶者、子、父母、孫、祖父母です。
【問21】
遺族厚生年金の受給額の計算方法について説明してください(中高齢寡婦加算を除く)。
【答21】
亡くなった被保険者の報酬比例部分の年金額の4分の3相当額です。但し、被保険者期間が300ヵ月に満たない場合、300ヵ月被保険者期間があったものとして計算した額になります。
【問22】
中高齢寡婦加算を受給する事ができる遺族の要件を説明してください。
【答22】
夫の死亡当時40歳以上65歳未満の子の無い妻などです。
【問23】
中高齢寡婦加算を受給するための、厚生年金保険の被保険者の要件を説明してください。
【答23】
特にありません。
【問24】
離婚時の年金分割の対象となるものを答えてください。
【答24】
婚姻期間中の厚生年金保険の標準報酬です。
【問25】
離婚時の年金分割の時効について説明してください。
【答25】
離婚の翌日から2年です。
【問26】
合意分割と3号分割の違いを説明してください。
【答26】
合意分割は、どちらからでも請求する事ができ、分割割合は2分の1を上限として話し合いにより決定します。
3号分割は、国民年金の第3号被保険者からのみ請求する事ができ、分割割合は一律2分の1となります。
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