FP2級実技(FP協会)解説-2024年5月・問29~34
【問29】
正解:3
96回返済後の残高24,646,445円から、繰上げ返済の上限額100万円を引いた額は、23,646,445円です。
償還予定表の残高の中で、23,646,445円より大きい額で最小の額は、108回返済後の23,672,337円ですから、短縮期間は97回~108回の12ヵ月となります。
償還予定表の残高の中で、23,646,445円より大きい額で最小の額は、108回返済後の23,672,337円ですから、短縮期間は97回~108回の12ヵ月となります。
【問30】
正解:80、70
<資料>の金融商品のうち、外貨預金、投資信託、保険商品は、預金保険制度による保護の対象外ですから、 | |
(ア) | 孝義さんの金融資産のうち、預金保険制度によって保護される金額は、普通預金30万円+定期預金(固定金利)50万円=80万円です。 |
(イ) | 真由利さんの金融資産のうち、預金保険制度によって保護される金額は、普通預金10万円+定期預金(変動金利)60万円=70万円です。 |
【問31】
正解:4
(ア) | <設例>より、菜々美さんの誕生日は6月なので、被保険者である菜々美さんが14歳8ヵ月に達するのは2月です。よって、14歳8ヵ月に達した日の直後の12月1日は、15歳になった年の12月1日であると言えますから、この選択肢は正しいです。 |
(イ) | <設例>に<資料>の学資保険の満期は18歳とありますから、この選択肢は正しいです。 |
(ウ) | 正しい記述です。 |
(エ) | 学資保険の契約期間中に契約者が死亡した場合、保険料の払込免除事由には該当しますが、こども死亡保険金の支払事由には該当しません。 以後の保険料の払い込みが免除されて、育英年金が支払われて契約は継続します。こども死亡保険金は、被保険者(子供)が死亡した場合に支払われます。 |
【問32】
正解:4
老齢厚生年金の受給額は、加給年金額および経過的加算額を考慮しないものとすることから、老齢厚生年金の受給額(月額)は、全額報酬比例部分の金額であることが分かります。
また、老齢基礎年金は、在職老齢年金の影響を受けません(本問ではダミー資料です)。
よって、
基本月額=15万円
総報酬月額相当額=34万円+72万円÷12=40万円
ゆえに、支給停止額=(15万円+40万円-48万円)×1/2=35,000円となります。
したがって、支給停止後の老齢厚生年金の受給額(月額)は、150,000円-35,000円=115,000円となります。
また、老齢基礎年金は、在職老齢年金の影響を受けません(本問ではダミー資料です)。
よって、
基本月額=15万円
総報酬月額相当額=34万円+72万円÷12=40万円
ゆえに、支給停止額=(15万円+40万円-48万円)×1/2=35,000円となります。
したがって、支給停止後の老齢厚生年金の受給額(月額)は、150,000円-35,000円=115,000円となります。
【問33】
正解:1
(ア) | 出産手当金が支給されるのは、原則として、出産の日以前42日から出産の日後56日までです。 |
(イ) | 出産手当金は、出産予定日から遅れた期間分も支給されます。 |
(ウ) | 出産手当金の日額は、支給開始日以前の直近の継続した12ヵ月間の各月の標準報酬月額を平均した額の30分の1に相当する額の3分の2相当額です。ちなみに、これは、傷病”手当金”と同じです。 |
【問34】
正解:×、○、×、×
(ア) | 労災保険が適用される労働者は、全ての労働者です。在宅勤務労働者も含みます。 |
(イ) | 正しい記述です。 |
(ウ) | 休業補償給付は、労働者が業務上の負傷または疾病による療養のため、労働することができず、賃金を受けられなくなった場合に、4日目から支給されます(3日間は事業主負担です)。 |
(エ) | 労働者が業務上の災害により、労災指定病院等において療養を受けた場合、労働者の負担は0です。 |
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