お金の寺子屋

FP2級実技(FP協会)解説-2022年9月・問23~28

【問22】~【問24】は、以下の資料を元に解答してください。

<最上家の家族データ>
[最上 高広(本人)]
生年月日:1985年11月 9日
会社員

[最上 美香(妻)]
生年月日:1986年 5月16日
会社員

[最上 聖菜(長女)]
生年月日:2016年 8月 2日
幼稚園児

[最上 太一(長男)]
2018年 4月21日

年齢および金融資産残高は各年12月31日現在のものとし、2021年を基準年とする。
給与収入は可処分所得で記載している。
記載されている数値は正しいものとする。
問題作成の都合上、一部を空欄または*としている。
【問22】
最上家のキャッシュフロー表の空欄(ア)に入る数値を計算しなさい。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
正解:373(万円)
362万円×(1.01)^3=372.96…万円≒373万円となります。
【問23】
最上家のキャッシュフロー表の空欄(イ)に入る数値を計算しなさい。なお、計算過程においては端数処理をせず計算し、計算結果については万円未満を四捨五入すること。
正解:717(万円)
556万円×1.01+795万円-640万円=716.56万円≒717万円となります。
【問24】
最上さんは、現在居住している自宅の住宅ローン(全期間固定金利、返済期間35年、元利均等返済、ボーナス返済なし)の繰上げ返済を検討しており、FPの山田さんに質問をした。最上さんが住宅ローンを42回返済後に、100万円以内で期間短縮型の繰上げ返済をする場合、この繰上げ返済により短縮される返済回数を解答用紙に記入しなさい。なお、計算に当たっては、下記<資料>を使用し、繰上げ返済額は100万円を超えない範囲での最大額とすること。また、繰上げ返済に伴う手数料等は考慮しないものとし、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。

<資料:最上家の住宅ローンの償還予定表の一部>
正解:15(回分)
33,331,956円-100万円=32,331,956円です。
32,331,956円より大きい額で最小の額は、57回返済後の32,337,640円ですから、短縮期間は43回~57回の15ヵ月となります。

【問25】~【問27】は、以下の資料を元に解答してください。

下記の係数早見表を乗算で使用し、各問について計算しなさい。なお、税金は一切考慮しないこととし、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。

記載されている数値は正しいものとする。
【問25】
倉田さんは、自宅のリフォーム費用450万円をリフォームローンを利用して返済しようと考えている。今後10年間、年利1.0%で毎年借入応当日に元利均等返済をする場合、毎年の返済額はいくらになるか。
正解:477,000(円)
元利均等返済の毎年の返済額を求める係数は、取崩型運用における毎年の取崩額を求める係数と同じく、資本回収係数です。
よって、450万円×0.062=477,000円となります。
【問26】
山本さんは、老後の生活資金として、毎年年末に240万円を受け取りたいと考えている。受取期間を25年とし、年利1.0%で複利運用をした場合、受取り開始年の初めにいくらの資金があればよいか。
正解:52,855,200(円)
取崩型運用における、取崩開始前に用意するべき原資を求める係数は、年金現価係数です。
よって、240万円×22.023=52,855,200円となります。
【問27】
落合さんは、定年後の世界一周旅行の資金として、15年後に800万円を用意しようと考えている。年利1.0%で複利運用しながら毎年年末に一定額を積み立てる場合、毎年いくらずつ積み立てればよいか。
正解:496,000(円)
積立型運用における、毎年の積立額を求める係数は、減債基金係数です。
よって、800万円×0.062=496,000円となります。

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