お金の寺子屋

【FP2級無料講座】損害保険の種類と内容1

論点解説
【重要度】★★★★★
地震保険はとても重要な論点です。しっかりと覚えてください。
動画講義
まずは、動画講義をチェックして、最後に下の確認問題を解いて下さい。

動画はYouTubeでご視聴頂けます。


確認問題

【問1】
火災保険の保険料は、対象となる住宅用建物の構造により、イ構造、ロ構造の2つに区分されて算定される。
【答1】
×:火災保険の保険料は、対象となる住宅用建物の構造により、M構造、T構造、H構造の3つに区分されて算定されます。
なお、地震保険の保険料の計算の際に用いる建物の構造級別は、イ構造(火災保険の構造区分がM構造、T構造の建物等が該当)、ロ構造(同H構造の建物等が該当)の2つに区分されています
【問2】
建物を保険の対象として火災保険の契約をした場合、落雷による損害は補償の対象となる。
【答2】
○:火災保険は、火事だけでなく、落雷や風災などによる損害も補償します。
【問3】
火災保険では、1個または1組の価格が30万円を超える貴金属・書画・骨董等は、契約時に明記しなければ、補償の対象とならない。
【答3】
○:1個または1組の価格が30万円を超える貴金属・書画・骨董等は、明記物件と言われ、契約時に明記しなければ、補償の対象となりません。
ちなみに、地震保険には明記物件の制度は無く、1個または1組の価格が30万円を超える貴金属・書画・骨董等は、補償の対象外とされています。
【問4】
火災保険に加入せず、地震保険のみ契約する事が出来る。
【答4】
×:地震保険は、必ず火災保険とセットで加入しなくてはいけません。
【問5】
火災保険の保険金額が1億2,000万円である建物に地震保険を掛ける場合、保険金額は3,600万円~6,000万円の範囲で設定する事となる。
【答5】
×:地震保険の保険金額は、火災保険の保険金額の30~50%の範囲で設定しますが、建物は5,000万円までしか設定することができません。
【問6】
家財を対象とする地震保険の保険金額は、最高1,000万円である。
【答6】
○:家財を対象とする地震保険の保険金額は、最高1,000万円です。
【問7】
地震保険の保険料は、建物の構造区分ごとに、全国一律で定められている。
【答7】
×:地震保険の保険料は、都道府県ごと、建物の構造区分ごとに定められています。
【問8】
地震保険の保険料の割引制度のうち、建築年割引と耐震等級割引は併せて適用を受ける事が出来る。
【答8】
×:地震保険の割引制度は4つありますが、どれも併用する事は出来ません。
【問9】
保険金額が2,000万円(保険価額と同額)の火災保険に加入した後、火災により住宅用建物が損害を被り、損害保険金1,000万円が支払われた場合、保険契約は継続するが、保険期間満了日までの保険金額が1,000万円に減額される。
【答9】
×:火災保険や地震保険においては、全損事故が起こった場合(保険価額の80%以上の損害を全損事故とみなす場合もあります)には、保険契約が終了しますが、保険金額に満たない額の保険金が支払われた場合には、その保険契約は、保険金額を減額せずに継続します(保険金額自動復元方式)。

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